私は13年かかりました
当サイトに訪れる方の検索キーワードで、最も多いのが「税理士 何年かかる?」です。
私は平成21年に税理士試験の5科目合格を果たしました。
税理士試験の勉強を始めてから5科目合格までに要した年数は、実に13年です。
13年というと異常に長い期間だと感じる方も多いかもしれませんが、5科目合格までにかかる期間としては、平均より少し長い程度だと思います。
過去の記事にも書きましたが、働きながら税理士試験で5科目合格を目指すのは至難の業です。
私は青春時代のすべてを税理士試験に捧げたと言っても、決して大げさではありません。
5科目合格を成し遂げたときは、「ようやくこの地獄から解放される」という気分でした。
世の中に存在する資格試験の中でも、税理士試験の5科目合格は最も過酷なものの一つだと思っています。
税理士試験の受験者数の減少
税理士試験の受験者数は、年々減少しています。
その原因はいくつか考えられます。
まず少子化の影響、そしてAIの進歩により、税理士の将来を不安視する人が増えていることも一因でしょう。
しかし、何よりも大きな原因は、試験があまりにも過酷であるため、「税理士試験5科目合格」以外の方法で資格取得を目指す人が増えていることだと思います。
税理士になる方法は、私のように税理士試験5科目に合格する以外にも存在します。
一つは、大学院に進学して最大3科目の免除を受ける方法。
もう一つは、公認会計士試験に合格する方法です。
さらに、税務署で長年勤務するというルートもあります。
5科目合格を目指さない方法もある
大学院による科目免除について、私は詳しいわけではありませんが、2年間大学院に通えば、ほぼ確実に税法2科目が免除されます。
純粋な受験組からすれば、まさに夢のような話です。
私は、固定資産税1科目に4年間合格できなかった経験があります。
法人税と相続税も、それぞれ合格までに2年ずつかかりました。
私が税理士試験の勉強をしていた当時も、大学院免除制度は存在していました。
それでも、私の中には院免除という選択肢はありませんでした。
院に行くことは「負け」だと思っていたからです。
(決してそんなことはないのですが。)
当時は、「意地でも5科目合格する」という精神状態でした。
公認会計士試験についても過去の記事で書きましたが、会計士試験は勉強に専念する人が多く、税理士の5科目合格者に比べると、はるかに短い年数で合格する人が多いのが特徴です。
税理士試験の今後
税理士試験の5科目合格があまりにも過酷であるため、大学院免除、会計士試験経由、税務署勤務経由で税理士資格を取得する人が増えています。
これが、税理士試験の受験者数減少の最大の原因だと考えています。
今や、私のように5科目合格を目指す人は少数派になってしまいました。
このまま受験者数の減少が続けば、税理士試験制度そのものが崩壊してしまうのではないか、という危機感を覚えます。
純粋な受験組、会計士試験経由、大学院経由、税務署経由がバランスよく共存できれば、税理士試験制度は維持できるはずです。
しかし、純粋な受験組が馬鹿を見るような現行制度には、問題があると思います。
試しにChatGPTに税理士試験の改善点を聞いてみたところ、
「受験は3科目+実務経験とする。ただし5科目合格も制度として残し、5科目合格者には特別な勲章を与える」
という回答が返ってきました。
なるほど、と思いました。
税理士試験を存続させるためには、何らかの早急な対策が必要だと考えます。


