税理士試験に受かるまでの13年間

私は、税理士試験5科目合格を目指して勉強を始めてから、最後の5科目目に合格するまでに13年もの歳月を要した。

5科目合格を成し遂げるまでの13年間、途中で手を抜いた時期がなかったわけではない。
それでも少なくとも10年以上は、仕事が終われば勉強、土日は一日中自習室にこもって勉強、という生活を続けていた。

青春時代の大半を、税理士試験のために費やしたと言っても過言ではない。


科目合格の履歴

1年目 財表 不合格
2年目 財表 不合格
3年目 財表 合格(1科目目)
4年目 簿記 合格(2科目目)
5年目 酒税 合格(3科目目)
6年目 固定 不合格
7年目 固定 不合格
8年目 固定 不合格
9年目 固定 不合格
10年目 法人 不合格
11年目 法人 合格(4科目目)
12年目 相続 不合格
13年目 相続 合格(5科目目)


見ていただくとわかる通り、財務諸表論と固定資産税になかなか合格できず、結果として多くの年数を費やしてしまった。

その反省点については以前の記事でも書いた通りである。
なかでも最も反省しているのは、固定資産税に4年間を費やしたことである。


私は自分を、真面目な努力家タイプだと自負している。

そして、そういうタイプの人間こそ、法人税・所得税・相続税といったいわゆる「国税3法」のようなボリュームの多い税法科目を、最初に選択すべきだと考えている。

固定資産税のようにボリュームが比較的少ない科目は、一見すると受かりやすそうに思えるかもしれない。
しかし、決してそんなことはない。

こうした科目では、専門学校の模擬試験の得点分布が、特定の点数帯に集中する傾向がある。いわば「東京タワー型」の分布である。

つまり、努力した人も、そうでない人も、大きな差がつきにくい。
一箇所のケアレスミスが命取りになる世界だ。


一方、ボリュームの多い科目は、得点分布がなだらかになる傾向がある。
いわば「富士山型」の分布である。

努力した人とそうでない人の差が、得点にはっきり表れる。
言い換えれば、努力すれば高得点を狙えるし、努力しなければ点は伸びない。


私は、そのことに気づくのがあまりにも遅かった。

真面目に努力できるタイプの人こそ、最初の税法科目には国税3法を選ぶべきだ。
これが、13年間かけて合格した私からのアドバイスである。